オフィス移転してから、会社の開発機がしょっちゅう強制終了を繰り返しているのですが
ブルースクリーンの内容やビープ音3回から、ハード的な問題の可能性が浮上…
運んでくるときに物理的な衝撃があったか、ケース内のホコリが移動でかき回されて発症したのかなぁ。
メモリはケース内のホコリや熱でダメになることがあるみたいです。
そんなわけで、今の開発環境一式をおさらいする良い機会だったので
別のパソコンへ環境を再構築したものをまとめてみました。
長くなるので、この記事では主だった構成とバックアップの内容を
次回以降Windowsパソコンの開発環境復元レポートとWindowsパソコンの開発環境復元レポート(後半)で、手順やつまづいたポイントなどをまとめてみます。
これから作る開発環境の主だった構成
Windows8から7へ乗り換えました。
移行するパソコンは、Windows 7 Home Premiumで、主だった構成はこちら。
- Apache HTTP server
- Subversion server
- PHP
- Ruby
- JDK
- Android SDK
- msysgit
- Tortoise Git
- Tortoise SVN
- eclipse
- Adobe Acrobat Reader
- Adobe Application Manager
- Adobe Photoshop CC
- Adobe Edge Inspect
- Google Chrome
- Firefox
- Safari (for Windows)
- Opera
- IE tester
- (Internet Explorerは最初からある)
- Thunderbird
- Win SCP
- Office系ソフト
- skype
- セキュリティソフト
バックアップ
移行に先駆けて、データ移動用の外付けハードディスクへとったバックアップはこちら。
eclipse
eclipseは、ディレクトリをそのままコピー&ペーストで環境一式を移行できます。
新たにプラグインも入れなおさなくていいし、急いているときはこれがかなり嬉しい!
- eclipse.exeが置いてあるディレクトリ
- ワークスペースに入っている.metadataディレクトリ
これらをバックアップとして保存しておきます。
Apache
Apacheは、データ一式をコピー&ペーストで移行したあと
以下のインストールコマンドを実行するとサービスの作成など実行しインストールを完了できます。
$ httpd -k install
新たにインストーラデータなどを探してダウンロードする手間をショートカットするため
Apacheディレクトリをまるごとバックアップしました。
これなら落としなおさなくていいし、急いているときはかなり嬉しい!
また、ApacheとSubversionの連携に必要なmod_dav_svn.soとmod_authz_svn.so、そして一緒に必要なdllデータたちも
新たに探すのに手間がかかるためバックアップをとりました。
データの在り処は
最初にApacheのhttpd.confを設定したとき、Apacheのmoduleディレクトリへコピー&ペーストしていた場合と
Subversionサーバのインストールディレクトリのbinへ置いたままhttpd.confから直に参照していた場合でちがいますので
httpd.confで、LoadModule dav_svn_moduleやLoadModule authz_svn_moduleからどこを参照しているか確認してみてください。
PHP
phpもApacheと似ていて、データ一式をコピー&ペーストで移行できます。
ただしこちらはインストールコマンドも不要です。
大事なのは、Apacheと連携させるときに必要なphp5apache2_4.dllです。
これがデフォルトのphpやApacheに同梱されていなくて探すのも一苦労!
その手間を省くためにも、まるごとバックアップとして避難させておいたほうが時間を短縮できます。
移行したときのバージョンはphp5.3でした。
Android SDK
同じく、データ一式をコピー&ペーストだけでインストールコマンドなしに移行できます。
まあまあボリュームがあるので、今回は時間短縮のために既存のデータをそのまま移すことにしました。
svnのリポジトリ
ローカルで立てているSubversion serverのリポジトリデータです。
リポジトリ置き場のディレクトリが c:\rep だとして、data というリポジトリをバックアップしたい場合は
c:\rep\data をバックアップデータとして保存します。
Thunderbirdのプロファイルとメール
Thunderbirdは、これまでの受信メールや送信メール、受信フォルダやメールフィルタなど一式をデータのコピー&ペーストでそのまま移行できます。
C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles
このProfilesディレクトリをバックアップデータとして保存します。
最初、Roamingと同じ階層にあるLocalを取り違えていて何度も復元に失敗しました。
紛らわしいよ!
Skypeのプロファイルとメール
プロフィールの情報や、これまでの会話のログをデータのコピー&ペーストで移行できます。
C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Roaming\Skype
このSkypeディレクトリの中身を、移行先のパソコンの同じディレクトリの内容と入れ替えると復元できます。
Chromeのプロファイル
追加していた拡張機能のほか、移行前に開いていたタブの内容などもまるごと移行できます。
私が今メインで使っているブラウザがChromeなので、拡張機能を入れなおすのも面倒だしバックアップをとってみました。
Firefoxも同様にプロファイルや諸々をまるごとバックアップできます。
紛らわしいですが、こちらはLocalのほうにデータが入っています。
C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Local\Google\Chrome
こちらも、移行先のパソコンの同じディレクトリの内容と入れ替えると復元できます。
Win SCPのログイン情報
Win SCPのインストールディレクトリにあるwinscp.iniファイルをコピー&ペーストで、登録したサーバのログイン情報を移行できます。
次回は、手順やつまづいたポイントをレポートしてみます~